2・11思想と信教の自由を守る県西部集会・佐藤司郎講演

2020年2月11日、思想と信教の自由を守る県西部集会がもたれ、100人が参加した。
集会では、仙台の牧師、佐藤司郎さんが「信教の自由の現在」の題で講演した。佐藤さんはキリスト者として、信教の自由の確立の歴史を示しながら、靖国神社国家保護法案の廃案の闘いやキリスト教の戦争協力とその責任の問題などを紹介し、現在の天皇制、信教の自由の現状について見解を述べた。さらに、佐藤さんはアキヒト天皇の「お言葉」を例に、天皇自身が祈りや慰霊を公的活動とし、象徴天皇制の枠をはみだしていることを批判的にとらえた。そして、自民党の改憲案の問題点も指摘した。
佐藤さんの指摘にように、天皇が公的な祈りや慰霊を通じて、また、大嘗祭などによって天皇教の主体としてふるまい、宗教的存在として登場していること、その行動自体が市民の思想や信教の自由を侵していること、この認識が大切である。

集会後、30人ほどでデモがおこなわれ、「思想と信教自由を守ろう!」「天皇神話の押しつけ反対!」「大嘗祭は憲法違反」「主権は国民、天皇じゃない」「元号いらない君が代いらない」などのコールをあげて、駅まで歩いた。