10.16反原発浜松金曜行動396回


 2020年10月16日、JR浜松駅前での反原発浜松金曜行動が396回めとなった。15人ほどが参加し、反原発を歌と語りで呼びかけた。
 2011年3月の福島第1原発事故以後、一時全ての原発が止まり、浜岡原発も政府の要請で停止した。その後、原発再稼働集団(原発マフィア)の策動により、再稼働がすすみ、原発に輸出ももくろまれた。しかし、原発を進めてきた企業である東芝、日立、三菱重工業3社は原発部門で大赤字である。共に原発建設を推進してきた日本政府と電力会社は福島事故の責任をとろうともしない。汚染除去の名目でゼネコンに公的資金を投入し、復興事業を記念する建物はつくるが、住民と労働者への被ばくはなくなってはいない。
 最近では、東海原発や女川原発まで再稼働させようとし、トリチウムなどに汚染された水を海洋に放出する動きである。事故から10年というのに、無責任は続き、さらに汚染を拡大しようとしているのである。
 政府は汚染と言わずに「風評」被害などと語り、汚染を隠し、汚染水を処理水などと呼んで、事態を隠蔽している。除染することもせずに、帰還困難区域とした場所を解除するともいう。汚染隠しと汚染地域への帰還の強制まですすんでいるのである。おまけに戦後、原子力を推進した中曽根の葬儀に弔慰を示せというのだから、怒りは増すばかりである。参加者は原発NO!の声を上げた。
 11月13日は浜松での反原発金曜行動は400回目を迎える。18時30分、浜松駅前に集合し、浜岡原発再稼働NO!原発NO!の声をあげよう。(T)