1・31 袴田巌さんの無罪判決を求める清水集会

 1月31日、静岡市の清水テルサで、清水袴田救援会による、“無実の袴田さんに無罪判決を求める”清水集会が開催され、約50名が参加した。集会では間光洋弁護士が、「最高裁原決定取消し、高裁差し戻し決定を読み解く 5点の衣類の色の問題」の題で報告した。間弁護士は袴田さんの衣類は一年以上も味噌に漬けられたものではなく、ねつ造であるとし、衣類も本人のものではないとした。そしてこれまでの高裁の判断を批判し、高裁での早急な差し戻し審理を求めた。

 集会には袴田巌さんとひで子さんも参加し、挨拶した。ひで子さんは最高裁が高裁に差し戻し決定をおこなったことを喜び、今日は巌を富士山を見に行くといって連れてきたと話した。
 続いて土屋源太郎さんが砂川での闘争と裁判の経過と再審請求の現状を話した。浜松の支援者からは2020年12月の最高裁による高裁決定の取り消し後、車に乗せてのドライブも増えたこと、事件などないと思いこむことで生きているという現状が紹介された。