第21回満月まつり浜松コンサート2020

2020年の満月まつり浜松コンサートはコロナ禍のため、参加バンドが自ら撮影した映像を持ち寄り、ウェブで共有する形でおこなわれた。
参加したのは、月桃三線団、NO!NO!BAND、SHIOZAKI,BrightRose、べにはこべ、地引浩、めでたバンド、よしこ&しらくら、オショーズ、たかこ。沖縄基地、原発、水道民営化についてのアピールもあった。以下は要請書。

要  請  書

菅義偉首相様

「第21回満月まつりin浜松」はリモート開催になりました。新型コロナウィルス感染者が急増したからです。政府の新型コロナウィルス対策は中途半端でなかなか効果が見えてきません。アベノマスク、給付金の混乱、自治体に対応を任せきりの無策に見るような菅政権の無能さだけが現れました。 

この間、民意を省みず沖縄辺野古の新基地のための埋め立ては強行されています。選挙で沖縄県民は何度拒否をしたことでしょう。菅首相はよく「国民の声を聞く」と言っていますが、自分に都合の言い声は聞いても、意にそぐわない声は無視するようです。一体、あの軟弱地盤の海上に新しい基地など造ることが可能なのでしょうか。このまま工事が続ければ、近い将来、名護市東海岸に安倍・菅両政権の税金の無駄遣いの象徴であるモニュメントができあがることになります。国民の血税を1兆円も無駄遣いすることになります。勇気ある撤退をし、将来に名を残す立派な首相になってください。

女川原発が再稼働されるようになってきました。この静岡県においても浜岡原発の再稼働に国も中電も執着しています。一体、原発のメリットとは何なのでしょうか。すでに安全神話は崩壊しました。一旦事故が起これば福島原発の二の舞です。未だフクシマは廃炉にすることも見通しが立たないし、帰ることのできない住民も多くいます。発電コストにしても廃炉の金額を除いても他の発電よりも高くなっています。CO2を出す環境への悪影響はないと電力会社は宣伝しますが、放射能放出の可能性・危険性は、稼働中はもちろんのこと停止してからも付き纏います。そもそも原発の稼働にはそこで働く労働者の被曝が避けられません。こんな危険で管理が大変な原発に頼らなくても、必要な電力は再生可能エネルギーで十分に補えるようになっています。時間とお金を掛ければ日本の技術や研究能力は世界に後れをとるはずはないのに、政府が原発に執着しているばかりに、後塵を拝しています。将来消えていく原発に早く見切りを付け、再生可能エネルギーによる発電に切り替えてください。 

以下要請します。

・  沖縄県名護市東海岸の新基地建設工事を直ちに中止すること。

・  普天間基地を無条件返還させること。

・  発電方法を再生可能エネルギーに切り替え、すべての原発を廃炉にすること。

2020年12月1日  第21回満月まつりin浜松実行委員会