9・21菱山南帆子講演「市民の力で変えよう、政治を」
2024年9月21日、磐田市ワークピアにおいて菱山南帆子さんの講演会があった。主催は「市民連合しずおか中東遠」で150人ほどが参加した。菱山さんは戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会の共同代表であり、次のように話した。
憲法審査会では、改憲について起草案が上程されそうな状況にあり大変危険なところまできている。立憲民主党と共産党が頑張らない限り、この勢いを止めることはできない。自民党の総裁選挙が行われているが、皆、改憲では一致している。
国会外でも新たな戦前が始まっている。(ミサイルが上空を通過してからの)Jアラート、琉球弧における軍拡や地下シェルター、避難訓練、バケツリレー、白い(浜松市は黄色)たすき等。そして、それは行事に参加しない者を色分けすることにも使われている。
国民が「怒り」を出さないような装置が施されている。怒るよりも楽な方へ誘導されている。嫌ならやめる、とどまって闘うよりも転職した方が楽とされ、闘っても無駄、闘って何になる等、冷笑主義に走らせる。組合つぶしの転職サイトが横行し、(待遇は悪くなっていくが)転職はたやすくできる。企業の責任が問われないようにされている。
ジェンダー平等は、自民や維新にはできなくて私たちにしかできない政策である。ジェンダー平等が実現される社会は命と暮らしが守られる社会であり、戦争のない社会である。
菱山さんは話を聞き、総がかり行動の運動の中でも、女性であることや若いということで不平等を感じたこともあったように感じた。街頭に立っていると冷たい目で見ていく人は多い。しかし、時々立ち止まって話をしていく若者がいる。彼らは照れながらも真面目に話し、こちらの話もよく聞く。若者は経済が順調に成長していた時代を知らない。また、大人への反発もあるのだろうと感じる。
菱山さんの話を聞いて、少し楽しみながら街頭に立ってみようと考えるようになった。(池)