2009.7.25 ピースサイクル浜松へ
7月25日、ピースサイクルが浜松の仲間によってとりくまれ、14時浜松市要請行動、16時浜松基地要請行動をおこないました。
浜松市へは、第1に現在の浜松市における平和行政、平和教育の取り組み・考え方を問い、平和教育、戦時中の被害及び加害について調査、戦争遺跡の保存、敗戦記念日の取り組み、非核平和都市宣言などについて要請し、第2に航空自衛隊浜松基地に対する取り組みについて、事故防止対策、夜間などの騒音対策、AWACS廃棄の要請、PAC3配備の問題点、基地縮小・廃止の取り組みなどを要請し、さらに、中部電力浜岡原子力発電所のプルサーマル計画の問題点を指摘しました。
浜松基地へは以下の要請文を手渡しました(ピースサイクル浜松・NO!AWACSの会・人権平和浜松)。
「私たちピースサイクルは、自転車を使って全国を走る平和運動です。毎年6月から8月にかけ沖縄をスタートし、8月6日のヒロシマ、8月9日のナガサキに向けて、全国をサイクリングしながら核兵器の廃絶をはじめ平和・環境・人権に関することをアピールしています。
昨年の浜松市での委員会において、「浜松基地周辺の騒音被害」、「市民の要請行動を基地の中からビデオで盗撮」、「PAC3配備の際の口止め」等の質問がでました。
委員からアメリカでのPAC3の発射訓練について「アメリカのニューメキシコ州で発射の訓練をすることが報じられました。その際、浜松基地の高射教導隊の機材が持ち込まれます。どうして日本で持っている設備をアメリカまでもって行って訓練するのか。訓練に使用する弾ですが2発発射予定ですが実弾なのか。訓練に係る総費用額はどれくらいか。」の質問がありました。
浜松基地の担当者は「PAC3の高射教導隊の件については、アメリカでの訓練は実弾を使用します。なぜ、アメリカで行うかについてですが、日本での訓練使用に際して広大な敷地が無く安全が確保されないためです。予算については、輸送等、隊員の移動、機材の移送を含めると約15億4千万円です。」と回答しています。
このことからPAC3の実射訓練自体が非常に危険なので国内では出来ないと言えます。もし、密集市街地の中にある浜松基地でPAC3が使用された場合、多くの市民に被害が及ぶことが想定されます。
98年のAWACSの配備以降、基地周辺の騒音被害や事故の危険性は増大し、住民の不安と怒りは渦巻いています。さらにPAC3の配備で市民の生活環境は大きく後退しました。私たちは、これからも基地のない平和な街を追求していきます。
私たちはここで平和への思いをもって以下を要請します。
記
1 PAC3配備を中止すること
2 市民運動への監視を中止すること
3 夜間飛行訓練を中止し、静かな夜を市民に返すこと
4 防衛省は隠ぺい体質を改めること
5 AWACSの飛行を中止すること
10月27日の浜松の基地祭では米軍のサンダーバードの飛行が予定されているといいます。浜松を戦争の拠点としないいっそうの取り組みが求められます。
(K)