ピースサイクルの紹介

ヒロシマ・ナガサキ・六ヶ所めざして沖縄からスタート

 

 ピースサイクルは、自転車を使って全国を走る平和運動です。毎年6月から8月にかけ

て、沖縄をスタートしてヒロシマ・ナガサキ・六ヶ所村に向けて、日本全国をサイクリングしながら核兵器の廃絶をはじめ平和・環境・人権に関する事をアピールします。

 ピースサイクルは1986年に大阪の郵便局で働く青年たちが「体を使って平和を表現したい」と、8月の広島での原水禁世界大会まで自転車で走っていったことから始まりました。それまでも、平和行進やマラソンで広島・長崎まで向かう運動がありましたが、新たに自転車の運動が加わったことになります。

 毎年、夏の時期だけでも1000名を超える人がピースサイクル運動に参加し、平和への思いを表現しています。

 

人と地域を結んで自転車が走る

 

ピースサイクルは、自分の町から隣の町へ、自分の県から隣の県へと、平和のメッセージを伝達していきます。中には、夏休みを利用して、東京から広島・長崎まで走破する中高生もいます。1日の走行距離は短いところで約30キロ、長くて90キロといったところでしょうか。でも安心、疲れたら無理せず車に乗ればいいのですから。

 その途中で、自治体や基地、原発関連施設に立ち寄ります。行政には非核都市宣言や平和行政の推進を申し入れ、自治体の長からピースメッセージを受け取ります。

 また、憲法9条に反して私たち市民の生活とアジアの民衆を脅かしている自衛隊基地や米軍基地、大事故を繰り返す原発施設に対しても、抗議と申し入れを行っています。