西松建設御中             2004年7月10日

 

広島高裁での中国人強制労働に対する判決は西松建設に賠償を命じる判決でした。しかし西松建設は上告したと聞きました。 

西松の対応は、三菱のリコール問題と同様、企業の社会的責任をとろうとしないものであり、企業としての信用を国際的に落とすものです。何よりも過去の犯罪に対して誠実であることが名誉と信用の回復につながります。

無責任な対応は撤回し、いまこそ企業の社会的責任について考えるべきです。西松建設は、社内に強制労働問題に対する特別委員会を設置し、強制労働に対して賠償をすすめるための話し合いをすすめるべきと考えます。

上告を撤回し、賠償にむけての取り組みを率先してはじめてください。それが西松建設の名誉と信頼につながります。

                   人権アクション浜松