2002・11・17満月まつり浜松コンサート

11月17日16時から浜松市甘露寺で満月まつり浜松コンサートがもたれた。この日は快晴、17時ころには満月が姿をあらわした。月桃三線団・高校生のグループ・地引浩・NO!NO!BAND・オショーズ・尺八団・ボリビアの笛吹きなどのグループや個人が演奏し、80人が参加した。

浜松の虚無僧寺で作られ現在に伝承されている尺八の曲、ケーナ、サンポーニャ、チャランゴで演奏されるアンデスの民の歌、花や豊年音頭などの沖縄の曲、反戦平和の歌などが境内に響きわたった。

いつの時代にも支配するものたちに都合のいい情報が流される。とりわけ戦争報道の時代にはそれが顕著だ。海のかなたですすむ戦争と参戦の中で日米共同訓練の内容はほとんど報道されない。今回の満月まつりは沖縄・韓国など各地でとりくまれ、日本の軍事が「専守防衛」「自衛隊」の概念とは違う行動をとり、現実の参戦の隠蔽がすすむなかで持たれた。各地で音楽の場が共有され、示されない現実を見抜き、基地のない平和な社会への想像力と志が語られていったといえるだろう。

地引浩は、われわれはクズでもゴミでもない人間だと、言う。

「耐え抜いて 志捨てずに 人でいる 人でいる」と。

                        NO!NO!BAND(T)