10・7 東富士 陸自多連装ロケットシステムMLRS発射訓練抗議行動

 2025年10月7日、陸上自衛隊による国道469号線超MLRS発射訓練はおこなわれ、反対行動がとりくまれた。

  

 防衛省は8月27日に地元自治体と再建連盟に「国道469号線越越え多連装ロケットシステム(MLRS)射撃訓練」を要請、これに対し地元側は9月26日、「苦渋の決断」「今回限り」と了承してしまった。今回の訓練は、国道469号線を封鎖し10月7日(火)(予備日8〜10日)午前10時〜10時30分と午後1時〜1時30分に6発行うというものだった。

1967年8月に自衛隊のR30型ロケット試射に関し、「東富士演習場またはその周辺にミサイルは持ち込まない」ことを再建連盟と防衛施設庁で確約しているが、この確約を無視したものである。

防衛省は使用協定によりミサイルは持ち込めないが、ロケットであり該当しないと発言したが、確約自体が米軍リトルジョンやR30型ロケットの発射の中で結ばれたものであり、ロケットの発射もできないとみるのが妥当だ。

さらに8月29日には防衛省は富士駐屯地(富士学校)に 2025年度に「島嶼防衛用高速滑空弾」を、2027年度に「12式地対艦誘導弾能力向上型」を配備することを発表した。

 今日の抗議行動は御殿場平和委員会が呼びかけ、約40名が集まった。三島からは9条の会8名が反対行動に参加、国道469号線超えMLRS発射訓練反対の声をあげた。
MLRSロケット弾は午前中だけで6発の発射訓練が行われた。当初は午前3発、午後3発の予定だったが、午前中に連続して6発発射したので、午後の演習は打ち切りとなった。
駒門方面から北に向け、20度程度の角度でロケット弾が発射され、6発の内3発の飛翔が見えた。

 10月2日には防衛省が10月27日に米軍によるHIMLRSの発射訓練したいと通告、地元に協議を要請した。東富士での県道封鎖ロケット弾(ミサイル)訓練の動きに、県下で反対の声を上げる必要がある。      (三島・H)