11・23浜松での「GO!選挙デモ」(ヘイト集団)へのカウンター

戦争反対!駅前スタンディングの仲間から浜松でヘイト宣伝へのカウンターがあったとの情報。調べてみると2025年11月23日に「日本を守ろう東海」という団体が遠鉄新浜松駅前でGO!選挙デモの集会を持ち、そこにヘイト反対!のグループがカウンター行動をおこなった。

このヘイト集団は、日本の何かがおかしい、政治に無関心で大丈夫?子ども達の未来に不安はない?この美しい日本を守るために考えませんか、デモに行こう、選挙に行こうと呼びかけている。その訴えでは、税金を納めていても生活は良くならない、その原因は財務省だとする。自民党やWHO(ワクチン)を問題視し、最近では外国人優遇、移民政策が悪いとしている。

貧困を生む社会構造を分析するのではなく、自由と健康を掲げつつ、財務省や外国人をターゲットにする。デモや集会では日の丸の小旗を振る。格差と貧困の拡大での不満を排外と愛国に誘導するという動きは、「日本人ファースト」を掲げる政治集団と同じである。日本第一党の関係者なども参加を呼び掛けているという。

 

これに対し、カウンターの人々は「「外国人増で治安悪化」は事実ではありません」の旗や「差別に反対の市民が抗議中」「ヘイト警報」「さべつはダメだよ」「日の丸をデマと差別に使って汚してるダサい人達」などのプラカードを掲げ、「共に生きる社会」を作っていこうと呼びかけた。

駅前の「友愛の像」前での、ヘイトの声はカウンターによって消された。浜松には多くの外国人が住み、市も多文化共生を掲げている。外国からの労働力なくしてこの地域は立ちいかない。第1に外国人労働者への労働条件の格差をなくすことが課題である。ヘイト集団はいらない。              (t)